この世の背景

主に、どうしようもないことを書いています。

一夜漬けは良くない(いずれ)。

自分は一夜漬けが好きである。

 

・・・うそです。それしか出来ません。

 

めちゃめちゃ追い詰められないとやる気がしない。全く動けない。追い詰められてテスト前日、下手をするとテスト当日から勉強を始めて、朝までやってテストを受ける、てなことを、中学校から大学卒業まで続けた。

 

大学には一浪して合格、一年留年しただけでなんとか卒業出来た。ほとんど全ての追試を受けており「あなた試験が好きだねー」などというお褒めの言葉をいただいたこともある。卒業後の資格試験も、似たようなノリで滑り込んだ。

 

まぁ要するに、人生の試験のほぼ全てを、泥縄で乗り切ってきたわけだ。そしてそれだけ続けていると、一夜漬けはもはや自分の日常となっており、数日前から準備するなんて、ちょっと意味がわからないぜ、てなことになってくる。

 

それに、ちょっとした自信もついてくる。「追い詰められた時の自分の集中力は、なかなか凄いぜ!!」的な。まぁ実際結構凄かったと思うし。

 

そしてそれは、会社に入っても変わらなかった。さすがに一夜漬けでは追いつかなくなったが、直前の徹夜前提で計画を立てていた。そのうち更にぎりぎりを目指す様になり、締め切りの数分前まで手を入れる(改善のためではなく、仕上げるためにである)前提で、計画を立てる様になった。

 

それでもなんとか乗り切ってきた。・・・かな?

 

しかし、ついにそんな生活も終焉を迎えようとしている。年齢のせいで。

 

ついに徹夜がきつくなってきたのだ。集中力が続かない。能率が上がらない。起きてられない。翌日死にそうになる。なのに、驚くことに、直前までやる気が起きないのは、変わら無いのである!そんなのってある!?ひどくない!?

 

結局今の自分は、直前までやる気が起きないのに、直前から仕上げる能力はない、という、まことに役立たずな人間になりつつあるのである。

 

若いころの自分に言ってやりたい。一夜漬けだけはやめなさい、前もって少しずつやる習慣をつけなさい、と。

 

・・・まぁ絶対言うこと聞かねーだろうな。