読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

この世の背景

主に、どうしようもないことを書いています。

子供が生まれた。

タイトル通りである。

 

残念ながら出産の現場には立ち会えなかったのだが、しょうがあるまい。大体、出産に立ち会ったところで、出来ることなんかそうありゃしない。それにビジュアル的にも美しいものじゃない、というよりきっとグロいだろうし、本音を言えば最初からそれ程見たくはないのである。母子ともに健康だったなら、それで十分満足だ。

 

しかしそれにしても、久しぶりに見た生まれたての子供は、とても小さくて弱々しかった。もぞもぞと、まるで虫のごとく動いているので確かに生きてはいる様だが、ふとした拍子に死んでしまいそうに見える。あまりの弱々しさにちょっと怖さを感じて、しばらく触るのを躊躇してしまった。

 

弱々しいと感じたのは実は正しい感覚で、実際に長女の出生体重よりずいぶん軽いし、体もかなり小さいのである。とりあえず異常はなさそうだが、色も白いし、今後健康に育っていけるのか、非常に心配である…まぁ実際はこっちの心配をよそに、勝手にどんどん育つんだろうけどね。…どうかなー。

 

おまけに未だに男か女かもわからないし、手も足も無いしなぁ。でも兄弟の中には健康に育って、すでにさなぎになっている奴や、更には羽が生えてる奴(色黒で健康的)までいるから、多分、大丈夫なんだろうな。兄弟の大部分は弁当の残りが入っていた袋の中で蠢いているけど、床に転がり出たり、元気に部屋を飛び回ってる奴までいるからな。食料は限られていたはずなのに、こんなに元気に、白い袋が黒っぽく見えるまで増えるなんて、本当に凄い。コバエ万歳!生命万歳!!

 

ひとしきり万歳三唱した後、もの凄い勢いでゴミ袋をゴミ箱にかぶせ、玄関から外に出てからひっくり返し、兄弟が数匹飛び出すのをよけつつゴミを袋に移動させ、素早く縛ってゴミ捨て場に放り投げた。もちろん、転がり出ていたアクティブな奴らも残らず拾い上げ、空中で調子にのってる年長者には殺虫剤を噴射して惨殺してやった。この時の一連の動作は、まるで野生動物の様に素早く洗練されたものだったので、我ながら感心した。どうだ、自分はやればできるのだ。参ったか。

 

それにしても、生まれてからずっと狭いところに閉じ込められた上に、生きたままゴミ袋につめられて殺されるなんて、クジラや家畜なぞ比べ物にならないくらい可哀想な気もするが、全くもって気のせいであって本当は全然可哀想じゃないので、要するに見た目って超大事だと確信した。

 

さよならコバエの子供達。次生まれ変わる時はなにかしら可愛いものに生まれ変われたらいいねと、割と本気で思っておりますよ。

 

 

以下余談

 

2人目の子供(人間)が生まれた。