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この世の背景

主に、どうしようもないことを書いています。

キム・ヨナの記者会見がやたら格好いい

いきなり余談だが、先日のエントリー(キム・ヨナSP1位について - この世の背景)がやたらとブクマされてて驚いた。なにやらお尻がそわそわしてしまった。

 

余談終わり。

 

でまぁ、文章が小学生以上に読める人なら、自分がキム・ヨナのファンでもアンチ浅田真央でもないのはわかると思う。実際今日まではそうだった。しかし、さっきキム・ヨナの記者会見でのやり取りを目にして、かなりしびれた。ファンになりそう。以下抜粋である。

 

ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子で銀メダルを獲得したキム・ヨナ(23)はコリアハウスで行われた記者会見に出席し、採点に疑問の声が上がっていることについて、「終わったと思うだけで、何の未練もない」と話した。

 キム・ヨナはフリーでミスのない演技を披露し144.19点をマークしたが、ショートプログラム(SP)2位だったアデリナ・ソトニコワ(ロシア)が149.95点で逆転し、銀メダルにとどまった。ソトニコワは3連続ジャンプの最後に着氷が乱れるミスがあったが高得点を記録、採点をめぐる議論が起きている。

 「実力で負けたと思うか」との質問には、「わたしが認めるか認めないかによって変わるものはない」と答えた。 

 

おいおい、ちょっと格好良過ぎないか。思わずおしっこ漏らしそうだわ。

 

例えばこれが

「評価(結果)は受け入れたいと思います」

とかなんとかだったら全然駄目である。「評価(結果)に問題がある」「けど受け入れます」という受身な姿勢が、透けて見えるのだ。「お前本当は不満あるんだろ」「だったら口にしろや」と突っ込まずにはいられない。

 

ところが

「わたしが認めるか認めないかによって変わるものはない」

である。前記のような「受け入れるかどうか」なんていう、女々しい意思の表明なんぞではない。どんな経緯であれ結果はすでに出ており、そこに関しては自分の(というより、記者を含めあらゆる人の)個人的な心情や思いに、全く意味は無いんだよと、言い切っているのである。

 

なんだろう、このクールさは。まだ23歳ですよ(周囲は採点やり直しの署名を集めたり、全然クールじゃないが)。これ以外の記者とのやり取りも(キム・ヨナ 「一番のライバル」浅田にねぎらい)凄くしっかりしてる。

 

でもまぁこれくらいじゃないと、自国のむちゃくちゃな期待を背負った上で、冷静に演技は出来ないんだろうな。あるいは、プレッシャーの下つちかわれたのか。

 

いずれにしろ、この年齢でここにまで至る必要があったのか、と考えると・・・その背景を考えたら、ちょっと悲しさすら感じる。しかしまぁ、そんな感じ方は失礼なだけか。単に素質と精神的な訓練の結果ということだな。素直に「すげー」と言っておこう。

 

いやー、良いもの見たわ。

 

 

追記

いい年こいて「認めるまでは負けじゃない!」とか思ってる場合じゃありませんぜ。