この世の背景

主に、どうしようもないことを書いています。

貴方たちはいいひとですね

世の中には、好ましく思われない人がいる。

 人の忠告を全く聞かない
 自分勝手
 いいかげん
 意欲がない
 嘘をつく
 人が嫌がることを平気でする

などの性質を持った人。

このような人は、何か困難に陥ったときに周りの人から助けてもらいにくい。
もし誰かが助けようとしても、自ら拒絶したり、不快な反応を返したりして、
「ああ、関わるんじゃなかった」
と相手に思わせて、結局は助けを得られなくなる。

そしてその誰にも助けてもらえない状況は、周囲の人からすると「しょうがないこと」「自己責任」であり、同情されない。むしろ周囲の人は、そういう人がさらなる困難に陥る様を見て、心の奥で「ほうらね」と思い、一応は助け舟を出した(出そうとした)ことで「自分は悪い人間ではない」あるいは「自分はいい人だ」などと確信し、良心の呵責を一切受けることなく残酷な喜びに浸る。これまでの報いじゃねえの。しょうがない、これが彼の積み重ねてきたものの結果だから。

ああそのとおり、しょうがない。
周りの貴方たちは悪くない。
助けようとまでしたんだから、むしろ貴方たちはいいひとですよね。
ああ、世界がいい人ばかりでよかったなぁ。